知ってる?

知ってる?

あぜが、高校時代常用してたギャグの形態。

ぼく(あぜ)が、その場で、何かダジャレ、奇抜な思いつき、こじつけなどを思いつくと、

「ねえ、○○って、知ってる?」と、目前にいる人々に問いかけるのが習慣だった。

知ってるわけ、ないじゃん。だって、その場で思いついたんだからさ。ほとんど、言いがかりだ。

例としては、

 

「ねえ、農民の歌って、知ってる?

「ねえ、東葛の誇りベストスリーって、知ってる?

「ねえ、UGMって、知ってる?

「ねえ、ロリコンって、知ってる?

「ねえ、きゅうせい腸炎って、知ってる?

「ねえ、ETって、なんの略だか、知ってる?

 

などなど。「ねえ」が、「ねえねえ」になるときも多かった。

なのに、こりゃ、なんとか答えなければまずい、というような雰囲気が微妙に醸し出され、問われた方は、けっこう一生懸命考えるのだ。

だが、どんなに頑張っても、まず答えることはできない。だって、しつこいようだけど、ぼくがその場で思いついたんだからさ。

でもまあ、みんな真剣だから、それなりの答えが出そろったりする。

 

ぼくは、ゆうぜんと、できあがった圧倒的優位、ゆとりの雰囲気の中、得意げに、答えを語る。

そして、答えを聞いた方は、その解答のあまりのたわいもなさ、どーでもよさ、ばかばかしさ、意外性などに

カウンターパンチをくらいつつ、愕然としたり、がっかりしたり、憤りを禁じ得なかったり、

いくらなんでもそれはないだろうと思ったり、もはや生きていることなどどーでもよくなったりしながら、

力なく、もしくは気が狂ったように、ひきつったように爆笑することになる。

 

ぼく自身もも、自分の今語りつつあることの、あまりのどうでもよさ、そりゃねーぜ、セニョリータって感じに衝撃を受け、

もやは正気が保てなくなり、悶絶しそうになりながら笑い狂い続ける。意識が半分、遠のいてくる。

なんか、場がマリファナやってるみたいな、なんだかわかんない、危ない感じになってくる。嫌になるほど、脱力する。

 

そんな危ないパーティみたいのが、ぼくたちの1981年、1982年の日常だった。

 

ちなみに「ロリコン」の問いに対してみんなが考えた答えは

「ろりじなる・コンフィデンス」、「ロリータ昆虫大図鑑」など。

ぼくの準備していた解答は、「ロリータ金比羅ふねふね」、

「ET」へのみんなの答えは

「イングリッシュ・ティチャー」、「エロ・ティチャー」など、

ぼくの解答は「干支(えと)」だった。「干支」にはみんな、ほんとにガッカリしていた。

 

これでどれだけ、社会的信用や、友人を失ったか分からない。

キムラ:職も失ったしな。ちなみに俺は「ロリコン」については、

 「労働省林業懇談会」とも答えた。この答えは流行った。「ろりじなる…」も俺。

 (うお!ろうりんこん!ダイナミックな発音やねえ。ローリングサンダーみたい あぜ・後註)

 「ET」については、「エビ天」と答えた気が。

 「農民」はバリエーションとして「ユーミン」などがあり、これは乱造された。

 でもあぜ、これはコラム形式だから、日記のとこに書けっての。

あぜ:いや、これはキーワードの「知ってる?」の、定義のつもり…

キムラ:だめ。しかもそれ、関口宏だろ?